横浜医療センター附属横浜看護学校

執筆者:看護大学・専門学校受験ナビ編集部

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  1. 学校の特徴
  2. 主な実習施設
  3. 就職状況
  4. 看護師国家試験合格率
  5. 学費
  6. 奨学金制度
  7. 在校生からのメッセージ
  8. 交通アクセス
  9. 入試情報(入試科目、入試日程)
  10. 入試結果(入試倍率、志願者、受験者)
  11. 学校説明会・オープンキャンパス、個別相談会
  12. 【動画で解説】横浜医療センター附属横浜看護学校の特色

学校の特徴

  • 創立60年以上、2600名を超える卒業生を輩出した歴史と伝統がある学校
  • 学校の敷地内に24時間救急受け入れ体制をとり、高度な医療を提供する「横浜医療センター」がある
  • 実習先には横浜医療センターのほか、同じ国立病院機構系列の4病院(神奈川病院、箱根病院、久里浜医療センター、相模原病院)があり、横浜医療センターを除く4病院では実習期間中に宿泊ができるよう環境を整えている。
  • 横浜医療センターでは学校の卒業生がたくさん働いているので、安心して実習ができる
  • 臨床現場で働く医師や看護師の講義もあるので、より実践的な看護を学べる
  • 全国140箇所ある国立病院機構の病院から、自分が行きたい病院を希望することができる。例年、9割近くが国立病院機構に就職する。
  • 条件を満たせば返済が免除になる国立病院機構の奨学金制度あり
登場人物A

横浜医療センター附属横浜看護学校(以下、横浜看護学校と表記)は、学校の敷地内に横浜医療センターがあるから実習のときは便利ですね。横浜医療センターは救命救急センターがあって、24時間患者を受け入れることができるレベルの高度な医療機関なんですよね。

登場人物B

そうね。横浜看護学校の卒業生が横浜医療センターにはたくさん働いているから、実習のときは心強いわよ。医師や看護師の方も授業をしに学校に来ることもあるから、より現場の医療を踏まえた実践的な看護を学べるのよ。

登場人物A

実習は横浜医療センターだけでなく、神奈川県内にある4つの国立病院機構の病院(神奈川病院、箱根病院、久里浜医療センター、相模原病院)でも行うんですね。4病院で実習する期間は宿泊ができる体制があるのはありがたいですね。

登場人物B

そうね。実習先が自宅から遠いと大変だものね。国立病院機構のグループでの実習は神奈川県内の国立病院機構の病院であれば、横浜看護学校の先輩が働いていることもあるだろうから安心していいわよ。というのも、横浜看護学校の卒業生の90%前後が毎年、国立病院機構の病院に就職しているからね。

登場人物A

すごく大雑把に言えば、就職希望者の半分ぐらいは横浜看護学校に就職して、残りの半分ぐらいは他の国立病院機構の病院ですよね。国立病院機構は全国に140以上の病院があるから選択肢は多いですよね。あと、国立病院機構の病院からの奨学金制度を利用して、その病院で指定された期間働けば奨学金の返済が免除になるから学費の負担を軽くできますね。

登場人物B

そうよね。ただ、病院ごとに定員の関係があるから、就職したい病院が必ずしも奨学生を募集しているとは限らないから気を付けてね。自分で積極的にいろいろ調べてね、例えば、奨学生の募集定員は何人か、何年働けば返済が免除になるのか…とか、自分で納得したうえで奨学金の申込みをしてね。

登場人物A

はい、わかりました。後になってそんな条件があるなんて知らなかった…とならないように、しっかり奨学金については調べておきます。

あっ、聞き忘れてましたが、学生寮はありますか?

登場人物B

残念だけど横浜医療センター附属横浜看護学校には学生寮はないのよ。新横浜駅周辺やJR横浜線や横浜市営地下鉄の沿線で住める所を探してみるといいわ。

主な実習施設

国立病院機構 横浜医療センター

横浜看護学校の母体病院であり、同じ敷地内にあります。 救急医療、母子医療、急性期医療に特化しており、地域の医療機関と連携しながら切れ目のない医療を実践しています。また、地域周産期母子医療センターや小児救急医療拠点病院としての役割も果たしています。

独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター

日本で初めてアルコール依存症専門病棟を設立し、依存症全般にわたる高度な専門医療を提供しています。特にアルコール依存症、ギャンブル依存症、ゲーム障害、うつ病、統合失調症などの治療に力を入れています。

独立行政法人国立病院機構 相模原病院

断らない救急医療を提供し、地域の医療機関と連携して急性期医療を支えています。リウマチ・アレルギー疾患に関する準ナショナルセンターとして、免疫異常疾患やがん、神経難病の診療・研究を行っています。

独立行政法人国立病院機構 神奈川病院

病院は370床を有し、急性期から慢性期までの医療を提供。特に、呼吸器疾患や重症心身障害に関する専門的な医療が行われています。自然豊かな環境に囲まれ、地域住民からの信頼を得るために、救急医療にも積極的に取り組んでいます。また、「確かな技術で、その人らしく、温かい心で寄り添う」ことを理念に掲げています。

独立行政法人国立病院機構 箱根病院

神経筋・難病医療を専門とし、進行性筋ジストロフィーや筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患に特化した医療を提供しています。医療型療養介護病棟と一般病床を持ち、医療と福祉を融合したサービスを提供。特に、長期入院が必要な患者に対して、生活支援を行う療養介助員が配置されています。難病看護教育に力を入れており、多くの認定難病看護師が在籍。看護の質向上に努め、患者に寄り添ったケアを実践しています。

就職状況

横浜医療センター附属横浜看護学校の卒業生の就職先は、国立病院機構が95%(61名)。※2023年3月卒業生

卒業生は全国の国立病院機構140病院から自分に合った職場を希望することができます。

卒業年 国立病院機構に就職した人の割合 横浜医療センター その他の国立病院機構 その他の病院 進学
2020年3月卒業 86% 15名 42名 5名 4名
2019年3月卒業 88% 40名
34名 10名 3名
2018年3月卒業 95% 33名 28名 3名 4名
2017年3月卒業 85% 25名 30名 10名 1名
2016年3月卒業 93% 30名 40名 5名 2名

看護師国家試験合格率

横浜医療センター附属横浜看護学校の看護師国家試験合格率は90.8%でした(受験者65名、合格者59名、2023年2月実施・新卒)

実施年
合格率(%)新卒
全国平均合格率(%)
2024年2月 90.8% 87.8%
2023年2月 98.4% 90.8%
2022年2月 98.7% 91.3%
2021年2月
98.6%
90.4%
2020年2月 97.2% 89.2%
2019年2月 93.2% 89.3%
2018年2月 95.8% 91.0%
2017年2月 94.3% 88.5%
2016年2月 98.7% 89.4%
2015年2月 98.8% 90.0%
2014年2月 100% 89.6%

学費はいくら?奨学金制度は?

横浜医療センター附属横浜看護学校の学費は84万円です(初年度・入学金込み)。2年生、3年生は56万円。3年間の合計は196万円です。

そのほか、実習交通費、学生自治会費などは別途実費がかかります。

パソコンまたはタブレット、通信環境は各自で準備する必要があります。

※授業料は4月(前期)と10月(後期)の2回に分けて、20万円ずつ納入する。

※毎年、学費は変更される可能性があるので参考程度にご覧ください。

年次 1年生 2年生 3年生
入学金 18万円
授業料 40万 40万 40万
教育教材費 3万円 3万円 3万円
施設管理料 3万円 3万円 3万円
教科書、白衣、
学生障害保険料など
約20万円 約10万円 約10万円
小計 約84万円 約56万円 約56万円
3年間の合計 約196万円

国立病院機構の奨学金制度

① 貸与対象者

看護学校等(国立病院機構附属看護学校、看護系大学、看護専門学校)に入学見込みの方または在学する方で、卒業後に貸与を受ける国立病院機構の病院において常勤職員として勤務する方を対象としています。※入学見込みの方は、入学後貸与を開始することとなります。

② 返還免除及び返還

奨学金の貸与を受けた病院に就職し、一定期間(奨学金貸与期間相当)、勤務することにより返還義務が免除されます(例:参照)。 ただし、看護学校等を中途退学した場合や、卒業後に奨学金貸与病院に就職しなかった場合などは、原則としてそれまでの貸与額を一括返済しなければなりません。

(返還免除の例)  A病院から奨学金を3年間貸与 ⇒ 卒業後A病院で3年間勤務 ⇒ 返還免除

③ 奨学生募集病院及び募集方法

具体的な、申請方法や提出期限などは各病院の担当者へお問い合わせ下さい。神奈川県で奨学生を募集している国立病院機構の病院を下記の表にまとめてみました。また、下記以外の国立病院機構でも臨時的に募集している場合もありますので、その場合も、直接病院へお問い合わせして下さい。

病院名 定員 金額(年額) 募集時期
箱根病院 看護師5名 600,000円 ~2025年8月末
神奈川病院 看護師5名 600,000円 随時

在校生からのメッセージ

【1年生】
私は、地元の山形を離れて春から一人暮らしをしています。私は「看護師は自分のことは自分でできる」ということが前提であると考えているので、看護学校に進学すると同時に一人暮らしを始めようと決意しました。学校に通いながら家事をするのは大変ですが、慣れてきた今は楽しみのひとつになっています。

新しい環境でのスタートだったので、入学前と入学直後は不安で一杯でした。しかし、4月には学校行事のひとつの「2・3年生との交流会」があり、学習内容や勉強方法について先輩方から助言や、実習での体験談などを聞いたことでこれからの学校生活をイメージすることができました。また、個性豊かな仲間に出会えたことですぐに不安は取り除かれました。

当校は、横浜医療センター附属の看護学校のため、実習体制、設備は充実していて校舎もきれいな学校です。先生方は、現場で働いていた方々が多く、緊張感を持ちながら授業を受けることができます。看護師を志しているみなさん、私たちと一緒に看護を学び素敵な看護師を目指しましょう。

【2年生】
1年次では、座学を中心に看護の基礎となる学習をします。憧れだった白衣を着て、ベッドメイキングやバイタルサインなどの技術演習も行います。1年次後半には、初めての臨地実習があり戸惑うことや不安なことも多かったけれど、先生が親身になってアドバイスや指導を行ってくださることで看護の学習を深めることができました。また横浜医療センターをはじめ実習病院では、当校卒業の先輩がたくさん働いているため日々先輩方の背中を追いながら勉学に励むことができます。

現在私は、2年次になり母性看護学や小児看護学などのより専門的な学習を学んでいます。日々の学習を積み重ねて、理想の看護師像に近づけるよう頑張っていきます。皆さんも自分の思い描く看護師を目指して、私たちと一緒に看護を学びましょう。

【3年生】
本校では、「看護を考える会」という授業があります。この授業では、学生みんなの看護観を聞き自分の看護を振り返り語ることで、新しい気づきと看護観を育むことをしています。私も授業を通し、看護観や倫理観を養うことができ人間としても成長できました。

本校は、横浜医療センター附属の看護学校のため、授業では臨床現場で働く医師や看護師の講義もあり、臨床に即した講義を受けることができます。実習では、神奈川県内の国立病院機構の各施設で専門的な知識を学ぶことができ学びやすい環境が整っています。

現在私は、3年生で実習が中心の日々ですが合間には国家試験委員を中心に国家試験の勉強もしています。国家試験全員合格に向けて頑張っています。知識・技術が身につくだけでなく、人間としても成長でき看護の楽しさを学ぶことができる本校で看護師を目指してみませんか。

交通アクセス

附属横浜看護学校の最寄駅のひとつである戸塚駅(西口)です。
戸塚駅西口の戸塚バスセンターに向かいます。
戸塚駅西口の戸塚バスセンターです。戸50「ドリームハイツ行」、戸52「俣野公園・横浜薬科大学前行」に乗り、【横浜医療センター前】で下車します。
または、戸55「横浜医療センター経由 俣野公園・横浜薬科大学前行」に乗り、【横浜医療センター】で下車します。 戸塚駅からバスで15分ほどで横浜医療センターに着きます。
病院の前は広々とした空間で開放感があります。
左写真は病院敷地内のバス停「横浜医療センター」ですが、系統により停車しない場合があります。
附属横浜看護学校は横浜医療センターの敷地内にあります。
左写真の建物が附属横浜看護学校です。

【交通機関・最寄駅】

・大船駅(JR東海道線・JR横須賀線・JR京浜東北線直通根岸線・湘南モノレール)
→大船駅西口(観音口)から「俣野公園・横浜薬大前行」「俣野公園・横浜薬大前経由立場ターミナル行」バスで15分、「横浜医療センター前」下車。

・戸塚駅(JR東海道・JR横須賀線・横浜市営地下鉄)
→戸塚駅西口の戸塚バスセンター(戸塚駅西口から徒歩5分)から「俣野公園・横浜薬大前行」「ドリームハイツ行」バスで15分、「横浜医療センター前」下車。

・藤沢駅(JR東海道線・小田急線・江ノ島電鉄)
→藤沢駅北口(さいかや前)バス停から「戸塚バスセンター行」バスで20分、「原宿」下車。「俣野公園・横浜薬大前行」バスで20分、「横浜医療センター前」下車。

入試情報【2025年度】

※入試情報は必ず最新の募集要項を入手し、ご確認ください。

※横浜医療センター附属横浜看護学校の定員は80名です。

区分 試験日
学校型推薦(指定校)
総合型推薦
社会人
2024年10月1日(火)
一般(Y1日程) 2024年11月5日(火)
一般(A日程) 2024年12月5日(木)
一般(Y2日程) 2025年2月6日(木)
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学校案内
受付状況
スタディサプリ進路にて資料請求受付中
(資料、送料ともに無料)
※下記のものを資料請求できます。
① 学生募集要項
学校型推薦(指定校)
選考方法
<主な出願資格>
・合格した場合、必ず本校に入学する者

・在学中の成績は総合評定平均3.0 以上かつ、国語・数学・英語の評定平均3.3 以上である者

<選考方法>
・国語【現代の国語、言語文化(近代以降の文章)】
・面接
総合型推薦
選考方法
※主な出願資格…合格した場合、必ず本校に入学する者
書類審査、学科試験、面接試験を総合的に判断。
<学科試験>国語【現代の国語、言語文化(近代以降の文章)】
社会人
選考方法
※主な出願資格…合格した場合、必ず本校に入学する者
・国語【現代の国語、言語文化(近代以降の文章)】
・面接
一般(Y1・Y2日程)
選考方法
※主な出願資格…合格した場合、必ず本校に入学する者
・国語【現代の国語、言語文化(近代以降の文章)】
・面接
一般A日程
選考方法
・英語(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ)
・国語【現代の国語、言語文化(近代以降の文章)】
・数学Ⅰ
・面接

入試結果

横浜医療センター附属横浜看護学校の倍率は1.9倍です(一般入試・2010年度)。

一般入試
横浜医療センター附属横浜看護学校
年度 志願者 受験者 合格者 倍率
2010 119 106 55 1.9

学校説明会・オープンキャンパス

【オープンキャンパス内容】
・学校概要説明、授業体験、校内見学、看護技術体験

・現役学生と共に校舎を見学しながら、日々の学園生活についての率直な体験談を聞くことができます

【開催時間】
・各日程、各日10:00~、14:00~

【開催日時】※事前申し込み必要
・2024年5月25日(土)
・2024年6月15日(土)
・2024年7月27日(土)
・2024年8月05日(月)
・2024年8月23日(金)
・2024年9月07日(土)
・2025年3月22日(土)

個別相談会

【開催時間】
・各日17:00~

【開催日程】
・2024年6月26日(水)
・2024年9月20日(金)

横浜医療センター附属横浜看護学校の特色を動画で解説

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※下記のものを資料請求できます。
① 学生募集要項

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