
【2028年度】看護学部・新増設大学一覧
2028年4月に看護学科の設置を予定している大学一覧です。途中で計画が変更される可能性は十分あるので、あくまで参考程度にご覧ください。
文部科学省の認可が下りるまでは、大学・学部・学科は新設、増設できません。
文部科学省に認可されるかどうかは、2027年8月末に発表される予定です。
過去に認可が下りなかったケースはありますし、近年は文科省の審査が厳しくなっているので新設できない可能性が以前より高まっています。
従来、学生を受け入れる準備が不十分との理由で文科省に不認可になるケースはありましたが、それに加えて、近年は学生を安定的に集めることができるかどうか、客観的なデータを明確に示すことが大学側に要求されています。
※以下の内容は全て予定であり、変更になることがあるので十分注意してください。
看護学部・看護学科の新設・増設(2028年4月設置予定)
岩手保健医療大学、仙台に看護学部を新設へ

2028年4月、仙台で新しい看護学部が誕生
岩手保健医療大学(学校法人二戸学園)は、2028年4月(令和10年4月)に仙台市で新たに看護学部を開設する予定です。
国立病院機構・仙台医療センターの敷地を活用して設置されるもので、地域医療と直結した学びの場が整えられます。
岩手保健医療大学は現在、岩手県盛岡市に看護学部(定員80名)を持つ単科大学です。
大学名は「東日本保健医療大学」へ
仙台キャンパスの開設に合わせ、大学名も「東日本保健医療大学」へ変更される計画です。
東北だけでなく東日本全体の医療人材を育成する拠点として発展していく意欲が込められています。
学部の内容(※詳細は未公表)
- 新設学部名:看護学部(仮称)
- 学科構成:看護学科(4年制本科)を予定
🔎 大学公式発表では、入学定員や助産学課程については未公表です。
一部の公募資料・報道では「1学年120名規模」や「助産師課程15名程度」といった数字が示されていますが、文部科学省の認可を経て正式に決定されるため、確定情報としてはまだ扱えません。
キャンパスの場所と施設
仙台キャンパスは、仙台医療センター敷地内(宮城野区)に設置予定です。
現在ここにある「仙台看護助産学校」の校舎を改修・活用し、病院と隣接した環境で学べるようになります。
実習は仙台医療センターが中心

仙台医療センターは高度急性期医療を担う大規模病院です。
新しい看護学部の学生は、同センターを中心に実習を行えるようになり、臨床現場での実践力を磨けます。
大学とセンターはすでに包括連携協定を結んでおり、教育・研究・人材交流で密接に連携していきます。
仙台看護助産学校は2029年3月で閉校
これまで看護師・助産師を育ててきた仙台看護助産学校(看護学科・助産学科)は2029年3月末で閉校します。
閉校までの間は、在校生の教育を継続して行うことが案内されています。
なお、最終募集年度については公式には明記されていません。修業年限から逆算すると、看護学科(3年制)は2026年度入試が最後と考えられます。
ただし、新設される看護学部は文科省の認可が前提となるため、今後の動きによって変わる可能性があります。受験を検討される方は、毎年度の募集要項をご確認ください。
設置認可までの流れ
- 2027年3月末まで:文部科学省へ設置認可申請
- 2027年8月末:審査結果(認可可否)の公表予定
- 2028年4月:正式に開学、初年度生を迎える
新設大学では、2027年度秋以降に入試情報が出る可能性が高いと予想されます。
当サイトの考察
仙台という都市部に新しいキャンパスを設けることで、東北各地から学生を集めやすくなり、学びの選択肢が広がります。
仙台市内にはすでに東北大学・東北福祉大学・東北文化学園大学・仙台青葉学院大学が看護学科を設置しており、2027年には東北医科薬科大学が開設予定です。
そこに東日本保健医療大学が加わることで、仙台市内で看護学科を置く大学としては6校目となる見込みです。
仙台医療センターと直結した実習環境は他大学にはない強みといえるでしょう。
