東京慈恵会医科大学 医学部 看護学科
看護教育130年の伝統
東京慈恵会医科大学医学部看護学科の前身は、明治18年(1885年)に、日本初の看護教育機関として設立された有志共立東京病院看護婦教育所であり、日本で最初に看護師の教育を始めた大学です。
以来、「病気を診ずして 病人を診よ」という患者本位の姿勢を建学の精神とし、歴史ある慈恵の看護教育の流れの中で「医師と看護婦(師)は車の両輪の如し」という学祖・高木兼寛の信念を受け継いで、看護学科は平成4年(1992年)に開設されました。
少人数制できめ細かな教育
慈恵のスピリットが根づく 「チーム支援」が学べる環境
本学では1年生の早い時期から、看護師のみならず医師・薬剤師・栄養士・臨床検査技師など、将来同じ医療現場でパートナーとして働く様々な医療職種に触れる実習があります。4年間を通して、地域医療連携能力や問題解決能力を養いながら、実際の現場において看護の対象である人々をチームで支援する経験を重ねていきます。
「60:40」―際立った少人数制
1学年定員60名に対して、専任教員が40名という少人数での教育を行っています。グループワークや演習形式を多く取り入れており、自ら考え実践する体験を通し看護実践能力を身につけていきます。
国際感覚を育む、密度の濃い外国語教育
いま医療現場では、多様な文化的バックグラウンドを持つ患者さんのケアや、多国籍の医療パートナーと働く機会が増えています。また、国際的な医療現場で活躍できる人材の活躍ものぞまれます。本学は、1・2年次では通年にわたって、少人数制かつグループワークを活用した外国語学習の授業が設けられており、充実した語学教育を受けることができます。
学生生活アドバイザー制度
1・2年生には、5~6名に対して1名の教員が学生生活アドバイザーとなり、皆さんのサポートにあたります。
充実した学修環境
4つの附属病院はじめ地域の多種多様な医療機関で実習が経験できるなど充実した臨地実習プログラムが本学の特徴ですが、そのほかにも、4年間一貫して学生の成長をうながす効果的な学修の仕組みがもうけられています。
2年生から4年生まで、進級した4月には学修の到達度を確認する「科目横断総合試験」が実施されます。その結果をふまえて「リフレクション」(振り返り)を行うことで、各自が1年後ごとにVision(将来像)・Goal(目標)を見直し、学年の始まりにのぞみます。
リフレクションには、個々人の学修の成果が蓄積される「eポートフォリオシステム 」を活用します。
一人ひとりが自分のめざす看護師像に向かって確実に進んでいくことのできる、充実した学びの環境です。
専門性を高める大学院教育
卒業後には、より高度な専門性を身に付けることをめざして、大学院の博士前期課程に進む選択肢もあります。
本学の医学研究科看護学専攻博士前期課程では、高度な看護実践能力に加えて、研究・教育能力を持つ看護実践者や、臨床現場のリーダーとなれる者、看護の教育者となる人材の育成をめざしています。看護の専門知識を深め技能を高めるとともに、変化する社会要請や医療を取り巻く諸問題に適切に対応できる能力を磨きます。
また、医療に関わる人間関係のトータルケアのプロフェッショナルである高度実践看護師(専門看護師)をめざすこともできます。
以下の3つの分野については、それぞれ専門看護師の認定審査受験資格を取得できる課程が設けられています。
取得できる資格
・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格(選択者のみ)
附属4病院
附属4病院と晴海の診療所(慈恵医大晴海トリトンクリニック)は、それぞれ首都圏のエリアに位置し、総合に機能的な医療連携を行っています。附属4病院あわせて2,685ベッドを有し、一日の外来患者数は約7,000名でああり、日本でトップクラスの規模を有する大学附属病院です。
東京慈恵会医科大学附属病院(本院)
厚生労働省から承認された特定機能病院として先進医療を実践するとともに、全科における24時間体制の救急医療を提供しています。地上21階建ての中央棟(入院病棟)やE棟には総合母子健康医療センターなどを設けています。手術数は年間約1万4000件を超えて、日本トップクラスの実績を誇っています。現在、西新橋キャンパス再整備計画が進捗し、2019年末までに、新病院・新外来等が竣工する予定です。
(写真)東京慈恵会医科大学・本院
出典:commons.wikimedia.org
東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター
救急部、総合内科、小児科からなるプライマリーケアユニットの充実、入院前から退院、さらには地域までをつなぐPMFの導入・活用、地域連携医療機関ネットワークの強化などを通じて、全人的。総合的医療ケアを提供しています。
(写真)東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター
東京慈恵会医科大学 第三病院
先進医療を提供するとともに、結核、リハビリテーション、緩和ケア床、精神科領域である森田療法センターなど特色ある病棟を有しています。また、一般的疾患から専門的疾患まで幅広く対応できる総合診療体制を確立し、地域に根ざした病院を目指しています。
本日、東京慈恵会医科大学付属第三病院を会場に慈恵第三病院、調布市、狛江市とで緊急医療救護所の訓練を実施しています。狛江市、調布市の医師会等関係機関などが参加して災害時の受け入れの確認などの訓練を実施しています。 pic.twitter.com/XCZEIB4gUE
— 狛江市 (@KomaeCity) 2015年11月1日
東京慈恵会医科大学 柏病院
千葉県東葛北部医療圏の中核病院として、救命医救急センター、地域がん診療連携拠点病院、東葛北部地域難病相談・支援センター、エイズ治療拠点病院、災害拠点病院などに指定され、急性期医療を担う大学病院として、高度な医療を提供するとともに、幅広い医療分野で地域医療に貢献できるよう努力しています。
(写真)東京慈恵会医科大学 柏病院
2019年度 入試情報
※入試情報は必ず最新の募集要項を入手し、ご確認ください。
※医学部看護学科の入学試験は一般入試のみです。推薦入試などはありませんので、ご注意ください。
区分 |
選考試験日 |
一般 |
1次…2019年2月10日(日) 2次…2019年2月13日(水) |
一般 選考方法 |
1次試験 ・国語総合(古文・漢文を除く)、現代文B ・数学Ⅰ、数学A ・コミュニケーション英語Ⅰ、英語II 、英語III ・化学基礎、生物基礎の基礎2科目のうち、あらかじめ届け出た1科目とします。 2次試験 ・面接 |
過去の入試結果
一般 東京慈恵会医科大学 医学部 看護学科 |
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年度 |
募集人員 |
志願者 |
受験者 |
合格者 |
倍率 |
2018 | 60 | 411 | 359 | 91 | 3.9 |
2017 | 60 | 520 | 478 | 114 | 4.2 |
2016 |
60 |
570 |
529 |
144 |
3.7 |
2015 |
60 |
610 |
559 |
134 |
4.2 |
2014 |
60 |
574 |
527 |
116 |
4.5 |
2013 |
60 |
613 |
546 |
75 |
7.3 |
2012 |
40 |
350 |
300 |
72 |
4.2 |
2011 |
40 |
315 |
279 |
75 |
3.7 |
2010 |
40 |
329 |
291 |
78 |
3.7 |
交通アクセス
【所在地】
・国領キャンパス(東京都調布市国領町8-3-1)
【交通機関・最寄駅】
・京王線「国領駅」徒歩約12分