沖縄県立看護大学
看護分野における多様な人材育成に取り組んでいます。
沖縄県立看護大学は1999年に1学部1学科で出発し、現在は看護学部の他、保健看護 学研究科博士前期課程・後期課程と、別科助産専攻が設置されています。学部教育では看護のジェネラリスト、大学院博士前期課程では高度実践看護者(専門看護師やナースプラ クティッショナー)など特定看護分野のスペシャリストや実践現場でのリーダー、看護管理者、看護教育者、博士後期課程では看護分野における教育研究者、別科助産専攻では助産師を育成しています。全在籍者数が 400 名足らずの小さな大学ですが、看護分野における多様な人材育成に取り組んでいます。
(写真)沖縄県立看護大学
現代社会の変化はめまぐるしく、日本全体が直面する少子高齢社会は待ったなしに目前に迫っています。これまで看護職の多くは病院などの医療機関で健康回復への支援をしてきましたが、その活動は地域や保健医療福祉の様々な場に広がってきています。
卒業後、どのような活動の場であっても、看護の視点から生活者としての対象者を見つめることができ、必要な看護を考え提供していけるよう、本学では、開学当初より保健師および看護師の統合カリキュラムを導入しています。現在は、ある特定の職種だけで人々の健康上の課題に取り組むことは難しくなっており、今後ますます、多職種間の協働・連携が必要になってきます。学部、大学院、別科での教育を通して、看護職としてのアイデンティティーの確立・深化と共に、多職種と協働・連携する力を育んでいきます。
本学では大学院生のほとんどが実践現場で働きながら学んでいます。離島を多く有していますので、離島で仕事をしながらでも大学院で学べるよう、ICTを活用した遠隔教育の環境整備を進めています。
また、助産師不足の解消のために設置された別科助産専攻の修了生も120名を超しましたが、助産師不足の解消には至っていません。量の確保と共に、沖縄県の母子保健の課題解決を担う助産師の育成に取り組んでいきます。 大学の資源を活用した地域の看護職者の継続教育を含め、本学の使命である看護の人材育成を通して人々の健康と福祉に貢献するために、教職員、学生、地域社会、行政と目的を共有し、よりよい大学づくりを目指します。
取得できる資格
・看護師国家試験受験資格
・保健師国家試験受験資格
・助産師国家試験受験資格(選択制)
早期体験実習(1年次)
看護実践の様々な場または地域において、モデル看護職者の仕事を観察し、自由に対話する中から、看護を必要としている人々やその他の医療従事者・関連職種との対話から、さらに学生同士の討論や役割モデルとなる看護職者の講演などをとおして、看護という職業の社会的意義や社会における期待、必要性、そ して今後の職業的準備のあり方について学習する。
島嶼(とうしょ)保健看護
島嶼(とうしょ…大小さまざまな島という意味)で生活する人々及び地域全体を、 地理、歴史、文化、 経済、保健医療福祉 制度などの視点から 総合的に捉え、島嶼の保健・医療・看護の現状と課題を理解する。また、事前学習をも とに離島訪問を行い、地域住民・関係者へのインタビュー、地区踏 査を踏まえ島嶼の地域特性を活かした看護職者の役割を考察し、今後の看護実践に役立てる。
2018年渡嘉敷島研修も無事終了しました🚢
— 沖縄県立看護大学 (@HfO4r1) 2018年5月13日
ご参加してくださった学生の皆様ありがとうございます😊
楽しんでいただけたら幸いです🙆♂️
今後も各学年、学校生活を頑張って行きましょう👍
お疲れ様でした!! pic.twitter.com/ZVP3qPAAT1
地域連携
沖縄県立看護大学では、地域社会との幅広い連携協力や地域の課題への提言などを通じて地域貢献を推進しています。主な活動 として「実習先との協働事業」、「卒業生・修了生、同窓会との協働事業」、「近隣地域とのまちづくりの協働事業」、「島嶼地 域との協働事業」などがあります。
その中で、「近隣地域とのまちづくりの協働事業」では、与儀小学校区まちづくり協議会主催の「よぎっ子まつり」への参加、 看大祭での地域理解を行っています。また、「島嶼地域との協働事業」では、教育機関(小学校)との連携で、キャリア教育を通 して看護職への関心を持つ機会をつくることを目的に、大学見学、地域保健看護実習などの島嶼地域での臨地実習中に看護大学生 による健康教育の実施や教員による出前講座を行っています。
ハワイ研修
沖縄県立看護大学では、開学3年目の平成13年から毎年夏休みを利用して、ハワイ大学マノア校及びカウアイ・コミュニティ・カレッジで3週間の研修を行っています。研修目的は、英会話によるコ ミュニケーション能力を高めること、ハワイの保健福祉事情を理解すること、異文化の人々と暮らしについて理解を深めることです。平成29年度で研修は17回目を迎え、参加学生の満足度の高いプログラムになっています。
主な実習施設
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 、沖縄県立中部病院、 沖縄県立宮古病院 、地方独立行政法人 那覇市立病院 、沖縄赤十字病院、 社会医療法人 敬愛会 中頭病院 、社会医療法人 敬愛会 ちばなクリニック 、医療法人 友愛会 豊見城中央病院 、医療法人 友愛会 南部病院、 沖縄県立 精和病院、 医療法人 卯の会 新垣病院 、医療法人 へいあん 平安病院、 公立 久米島病院 、特定医療法人 葦の会 オリブ山病院、 国立病院機構 沖縄病院、 国立病院機構 琉球病院 、医療法人 がじまるの会 糸数病院、 社会医療法人 かりゆし会 ハートライフ病院、 社会医療法人 仁愛会 浦添総合病院、 沖縄県立 八重山病院 、医療法人 寿仁会、 沖縄セントラル病院、 特定医療法人 アガペ会 北中城若松病院 、アドベンチストメディカルセンター
主な就職先(※2017年度3月卒業生実績)
沖縄県内
・沖縄県病院事業局(19名) ・ 琉球大学医学部附属病院(14名) ・ 沖縄赤十字病院(7名) ・ 中頭病院(5名) ・ 那覇市立病院(2名) ・ ハートライフ病院(2名) ・ 浦添総合病院(1名) ・ 沖縄県健康づくり財団(1名) ・ 沖縄病院(1名) ・ 北中城若松病院(1名) ・ 中部徳州会病院(1名) ・ 豊見城中央病院(1名) ・ 南部病院(1名) ・ 与那原中央病院(1名) ・ 琉球病院(1名) ・ 糸満市役所(1名) ・ 北谷町役場(1名) ・ 豊見城市役所(1名) ・ 西原町役場(1名)
沖縄県外
三宿病院(3名) ・ 大阪府済生会吹田病院(1名) ・ 鎌ヶ谷総合病院(1名) ・ 行徳総合病院(1名) ・ 神戸赤十字病院(1名) ・ 聖マリアンナ医科大学病院(1名) ・ 武蔵野赤十字病院(1名) ・ 横浜市立大学附属市民総合医療センター(1名) ・ 横浜市立みなと赤十字病院(1名)
<進学>・沖縄県立看護大学別科助産専攻(4名)
2019年度 入試情報
※入試情報は必ず最新の募集要項を入手し、ご確認ください。
区分 |
選考試験日 |
特別選抜 (一般推薦・地域推薦・社会人特別選抜) |
2018年11月17日(土) |
一般前期 |
2019年2月25日(月) |
一般後期 |
2019年3月12日(火) |
特別選抜 (一般推薦・地域推薦・社会人特別選抜) 選考方法 |
・小論文 ・面接 |
一般(前期・後期) 選考方法 |
<センター試験> ・国語、地歴公民、数学、理科、英語 <個別学力試験> ・小論文及び面接 |
過去の入試結果
一般(前期) 沖縄県立看護大学 看護学部 |
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年度 |
募集人員 |
志願者 |
受験者 |
合格者 |
倍率 |
2018 | 50 | 116 | 110 | 50 | 2.2 |
2017 | 50 | 138 | 130 | 53 | 2.5 |
2016 |
50 | 138 | 131 | 51 | 2.6 |
一般(後期) 沖縄県立看護大学 看護学部 |
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年度 |
募集人員 |
志願者 |
受験者 |
合格者 |
倍率 |
2018 | 10 | 101 | 36 | 10 | 3.6 |
2017 | 10 | 102 | 54 | 11 | 4.9 |
2016 |
10 | 135 | 65 | 11 | 5.9 |
推薦(合計) 沖縄県立看護大学 看護学部 |
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年度 |
募集人員 |
志願者 |
受験者 |
合格者 |
倍率 |
2018 | 20 | 33 | 33 | 20 | 1.7 |
2017 | 20 | 32 | 32 | 20 | 1.6 |
2016 |
20 | 36 | 36 | 20 | 1.8 |
交通アクセス
【所在地】
・沖縄県立看護大学…沖縄県那覇市与儀1-24-1
【交通機関・最寄駅】
・沖縄都市モノレール「旭橋」駅下車、上泉バス停留所からバス15分、「県立看護大学」前下車
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