奨学金で無料で看護学校を卒業する方法

奨学金の元々の意味は、
「能力があって優秀な人だけど、家計が苦しくて、
学校に通うお金がない人にお金を貸しますよ」
という制度です。
看護系の学校(大学でも、専門学校でも)の場合に限って言うと、
一定の条件さえクリアすれば、
成績が良くなくても、一芸がなくても、奨学金をもらえる方法があります。
それは、病院からもらえる奨学金です。
詳しくは後述する「病院の奨学金の例」の部分を参考にしてください。

そのほか団体、自治体、大学、企業などの奨学金があり、採用や返済の条件が違います。
一人で複数の奨学金を受けられる場合もあります。
看護の分野では奨学金制度が充実しています。

というのも、社会的に看護師不足は深刻になっており、
診療報酬の改定により、看護師を多く雇えば、「手厚い看護をしてくれる病院」とみなされ、
病院は助成金をたくさん受け取れるのです。
これにより、東大病院や虎ノ門病院という有名な病院も、看護師獲得に奔走しています。
病院としては看護師を雇うことにより、
多少コストがかかっても、助成金を獲得し、病院の収入を増やしたいという思惑があるのです。


看護師は売り手市場! 事実上、学費がかからずに無料で卒業できる看護専門学校も!

まず、奨学金を受け取れる条件をチェックしましょう。
看護師は売り手市場なので、自分の病院に働いてくれるならば、
学費を援助するという学校が多いのです。
専門学校は学費が安いので、
事実上学費がかからずに、 看護学校に通えるケースがあるのです。

ただ、専門学校のなかにも、
授業料以外の教材費、実習費、設備費など、
その他の諸経費の金額が高い場合は、
「全くお金がかからずに無料で卒業できる」
とまではいかないでしょう。

とはいえ、奨学金制度を使えば、
安い金額で看護学校に通えることは、間違いないわけですから、
うまく奨学金を利用して、お金を節約することができます。
ただし、病院からもらえる奨学金は、
3年なり、5年なり系列病院で働くという条件がある場合が多いので、注意しましょう。

奨学金の種類を知ろう!

①貸与で無利子のもの
②貸与で利子があるもの
③給付のもの(返済義務なし)
④貸与だが、条件を満たせば、返済義務が免除されるもの

<団体の奨学金の例>
独立行政法人日本学生支援機構(旧「日本育英会」)の奨学金は、
第一種(無利子)と第二種(有利子)があります。
一般的な申込みの流れとしては、学校に入学した後、
奨学金を日本学生支援機構から受け取りたいことを大学側に申し出ます。
大学側は、奨学金申込者の人物・健康・学力・家計について総合的に審査し、
推薦基準を満たしている人の中から選考し、機構に推薦します。
さらに、機構による審査の上、採用が決まります。
基準を満たしていても、予算の関係で採用されない場合があります。

日本学生支援機構の奨学金の種類
* 第一種奨学金(無利子貸与奨学金)月額、自宅54,000円、自宅外64,000円
* 第二種奨学金(有利子貸与奨学金)月額、3万、5万、8万、10万円から選択可能
※毎月1回、本人の講座に振り込まれます。
※卒業後、月賦、月賦・半年賦併用返還のいずれかを選択し、口座振替で返還します。

<東京都看護師等修学資金>
●申込み条件
都内の保健師、看護師の養成施設に従事していること
成績が優秀であり、かつ、心身健全であること
経済的理由により、修学が困難であること
卒業・免許取得後直ちに、都内で看護業務に従事することを条件に貸与します

奨学金の種類
* 第一種貸与、月額36,000円、
卒業、免許取得後直ちに東京都指定施設に従事し、
引き続き5年間看護業務に従事した場合は、書類提出により返還が免除です。

* 第二種貸与、月額25,000円 (2口まで申込み可能)
卒業・免許取得後必ず返還するものです。
年12回分を、申込み年度は3回、次年度以降は4回に分けて本人の講座に振り込まれます。
※第一種、第二種とも、無利子貸与奨学金です。
※貸与を受けた期間と同一期間内に、月賦、半年賦、一括のいずれかで、口座振替により返還します。

<大学の奨学金の例>
東京慈恵会医科大学の場合(慈恵大学看護学生奨学資金)
●申込み条件
卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院(本院・青戸・第三・柏)に勤務することを条件に貸与します。
また、心身、学業ともに良好であり、かつ学業に際して、
経済的困難が伴うと社会通念上考えられる方を大学から推薦します。
* 貸与月額は3万円。毎月1回、本人口座に振り込みます
* 返還は、東京慈恵会医科大学付属病院就職後、給与・賞与から返還していただきます
* 無利子貸与奨学金です

<そのほかの看護大学の例>
聖路加看護大学→聖路加看護学園貸与奨学金、小澤道子記念奨学金など

<病院の奨学金の例>
東京女子医科大学病院は、看護学科の学生に月額3万円の奨学金を貸与しています。
卒業時に全額を一括返還しなければなりませんが、
同病院で働けば、申請によって、返済が毎月3万円の分割返済になります。

戸田中央病院は、戸田中央看護専門学校の希望者に対して、
審査のうえ、月額3万円貸与します(計108万円)。
卒業、免許取得後、同グループの病院で2年以上勤務すれば、返済義務が免除になります。

<企業の奨学金の例>
日本赤十字社には卒業後に赤十字病院に勤務希望の学生に奨学金があります。
全国の赤十字病院で一定期間働けば、返済が免除されるものが多くなっています。
金額と貸与年数、免除規定は病院によって違いますが、月額5万円の病院が多いようです。

<マイナビ進学奨学金>
●支給額…20万円×50名。総支給額1,000万円。返還不要。
[1] 2012年3月に卒業予定の高校3年生で、マイナビ進学会員に登録している方。
[2] 進学情報ポータルサイト「マイナビ進学」(PCまたはモバイルサイト)を利用して、2011年8月1日~2011年10月31日の期間内に大学・短大・専門学校に資料請求をした方。
[3] 上記[2]で資料請求した学校のいずれかに2012年4月に入学した方。

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