名古屋市立大学 看護学部

執筆者:看護大学・専門学校受験ナビ編集部

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看護学部の概要

看護学部は、名古屋市立大学の第6番目の学部として平成11年に開設されました。しかし看護師教育としては、昭和6年までさかのぼることができるほど歴史と伝統のある学部でもあります。

看護学部では、ICUや救急看護などのクリティカル看護から、糖尿病のような個人が自分の生活を見直し改善できるための看護など、子どもから、高齢者までの様々な年代の人々の健康問題について学習し、発達段階(子どもは子どもの、高齢者は高齢者の)、生まれてからこれまでの生活、その人が大切にしている価値観や信条等を踏まえながら、その人が希望する生活の仕方・生き方ができるように具体的な援助方法を学びます。また、地域に暮らす子供、高齢者、障害者等の生活がより健康的で豊かになるための方法、それらを実現・発展させるための施策立案なども学びます。

様々な専門分野・領域で活躍するために、基盤づくりとして必要な科目がカリキュラムとして準備されています。また、そのカリキュラムを具現化するために、特定機能病院に指定されている名古屋市立大学病院での臨床実習を始め、愛知県内や市内の保健所、保育所、介護老人保健施設、小規模作業所、訪問看護ステーション等の施設で特色のある実習を行っています。

さらに、看護職のキャリアを支援する体制として大学院を併設し、博士前期課程では、看護研究を実践する修士論文コースの他に、クリティカルケア専門看護師(CNS)コースの認可を得ています。

また、上級の助産実践能力を育成するコースを設置しており、助産師の国家試験受験資格を得るコース、アドバンスコースを設けています。博士後期課程では、将来、研究職や高等教育機関での教育に従事できる看護学博士の学位が取得できます。 このように充実した看護職のワーキングライフをサポートする名古屋市立大学看護学部で、その第一歩をはじめてみませんか。

取得できる資格

・看護師国家試験受験資格

・保健師国家試験受験資格(選択制:定員20名程度)

看護学部のキャンパスは桜山(川澄)キャンパス

名古屋市立大学には4つのキャンパスがありますが、本学部はそのうちの桜山(川澄)キャンパスにあります。このキャンパスは名古屋駅から地下鉄1本で結ばれている桜山にあり、周辺は住宅地や商店街で勉学するには絶好の環境です。

4年間の流れ

1年生

教養科目では、さまざまな学問分野のものの見方、考え方を学ぶことを通して、自己の人間形成を生涯に渡って図っていく基盤をつくることを目的としています。このことは同時に、看護を専門的に学ぶための基礎ともなり、地域や他の職種と協働して活動する際に、ものの見方や考え方を理解する基盤となります。人々の背景にあるさまざまな価値観に目を向け、変化する現象の多様性に気づくことを重視しています。

テーマ科目はジャンルが多く、選択の幅があります。これらの学びを通して、学生は他の学問領域の知見を看護に応用する能力や、協働で活動する際に、創造的な働きかけや、人々との調整機能力の習得に繋がるものとなるでしょう。専門基礎科目は「人体の構造と機能I・II」、「疾病・治療論」がスタートします。人の身体をマクロからミクロまで学びます。

専門科目は、看護学の原点である「看護学概論」が始まります。これらのトップ・バッター科目は、看護を学びたいと意欲的に入学された学生さんにとって魅力的な科目であり、看護学を積み上げていく順序性の上からも重視される講義を受けることになります。

さらに看護の基礎技術を学び、1年生の終わりには、看護援助論実習で患者さんと援助的関係をどのように築いていくのか、講義や演習で学習した知識と技術を携えて、病院の実践の場で実習します。

2年生

本学は今日的な看護職の活動を視野に入れ、国際的なコミュニケーション能力の強化に取り組んでいます。「臨床国際コミュニケーションI」では、いわゆる看護臨床英会話の内容をnative speakerを講師に迎えて学びます。系統別の「疾病・病態論」や「臨床発達心理学」など疾病の成り立ちと回復の促進および「健康科学」・「疫学」・「社会保障制度論」などの健康と社会といった専門基礎科目が並びます。専門科目は看護の基礎、生涯発達と看護の講義・演習が並びます。看護学実習は生活援助の実践能力の修得をめざします。

3年生

看護師および保健師の国家試験受験資格取得に必要な科目が大半を占めます。特定の健康問題、発達段階、生活や療養の場に対応する看護実践能力や、保健医療福祉チームにおける協働・連携能力の修得に必要な科目群の講義・演習・実習が進みます。本学では看護研究に3年生から取組みます。看護の疑問や課題をどのように探求していくのか、小グループ編成で学習します。

4年生

終末期ケアやコミュニティの健康を支援する看護・保健活動の実習と、看護を統合する能力の修得度をワンランク・アップするための教育プログラムとして、一つに「看護技術リファレンス」では看護を実践できる力をレベル・アップします。二つには「看護統合実習--看護管理実習」では、看護管理の基礎的な実践力を学習し、三つ目は看護研究とタイアップした「看護統合実習」で病院・地域などフィールド上で看護の実践的課題に取り組み、看護の創造と探求する力を育みます。 また、3,4年の看護研究I・IIで取り組んだ成果を発表会でプレゼンします。

主な就職先(2018年3月卒業生実績)

名古屋市立大学病院(38名)、名古屋市立西部医療センター(6名) 、名古屋市(4名)、 刈谷豊田総合病院(3名)、大同病院(3名)、岩手県立大船渡病院(2名)、名古屋セントラル病院(2名)

以下1名

愛知県、あいち小児保健医療総合センター、大阪市保健所 保健センター、春日井市民病院、蒲郡市、京都市人事委員会、協立総合病院、組合立諏訪中央病院、総合東京病院、高浜市、豊田市、トヨタ自動車、名古屋市立東部医療センター、名古屋大学病院、名古屋第二赤十字病院、平針北クリニック、藤田保健衛生大学病院、ヘルスインターメソッド、三重県、三重大学医学部附属病院、みなと医療生活協同組合 協立総合病院

※大学院進学者を除く。

2019年度 入試情報

※入試情報は必ず最新の募集要項を入手し、ご確認ください。

区分
選考試験日
推薦B
個別試験はなし
一般 前期
2019年2月25日(月)
2019年2月26日(火)
推薦B
選考方法
出願書類及び大学入試センター試験の成績による審査の結果を総合して入学者の選抜を行います。 個別学力検査等は課しません。
<センター試験>国語、地歴公民、数学、理科、英語【5教科7~8科目又は6教科7~8科目】
一般(前期)
選考方法
個別学力検査及び小論文・面接を課し、その結果及び大学入試センター試験の成績・調査書を総合的に判定して、最終合格者を決定します。
<センター試験>国語、地歴公民、数学、理科、英語【5教科7~8科目又は6教科7~8科目】
<個別学力検査等>英語、小論文、面接

過去の入試結果

推薦B
名古屋市立大学 看護学部
年度
募集人員
志願者数
受験者数
合格者数
倍率
2018 35 96 96 35 2.7
2017 35 84 84 35 2.4
2016 35 91 91 35 2.6
2015
35
86
86
35
2.5
2014
15
58
58
15
3.9
2013
15
49
49
15
3.3
2012
15
75
75
15
5.0
2011
10
65
65
10
6.5
2010
10
59
59
10
5.9
一般(前期)
名古屋市立大学 看護学部
年度
募集人員
志願者数
受験者数
合格者数
倍率
2018 40 101 62 40 1.6
2017 40 111 74 42 1.8
2016 40 128 91 43 2.1
2015
40
112
76
43
1.8
2014
55
91
71
58
1.2
2013
50
87
67
56
1.2
2012
50
156
131
55
2.4
2011
55
92
82
60
1.4
2010
55
118
100
60
1.7
一般(後期)
名古屋市立大学 看護学部
年度
募集人員
志願者数
受験者数
合格者数
倍率
2018 5 61 17 10 1.7
2017 5 52 9 6 1.5
2016 5 86 21 7 3.0
2015
5
57
15
7
2.1
2014
10
104
24
13
1.8
2013
15
113
32
19
1.7
2012
15
96
33
21
1.6
2011
15
123
43
15
2.9
2010
15
109
31
15
2.1

交通アクセス

看護学部は桜山(川澄)キャンパスにあります。

桜山(川澄)キャンパスへのアクセスは、名古屋駅から地下鉄(桜通線)で約16分弱の桜山駅を出て、すぐの所にあります。

桜山(川澄)キャンパス

【所在地】
・愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町字川澄1

【交通機関・最寄駅】
≪地下鉄でのアクセス≫
桜通線「桜山」駅下車3番出口よりすぐ

≪市バスでのアクセス≫
金山駅 金山7番のりばより金山12「市立大学病院」下車
金山駅 金山8番のりばより金山14(桜山経由)「市立大学病院」下車

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